株式会社カネタ

木俣神(きのまたのかみ/このまたのかみ)安産の神様

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木俣神(きのまたのかみ/このまたのかみ)安産の神様

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2025/11/17

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木俣神 ― 樹木に宿る産霊(むすひ)の神格化と、山野の生命循環を司る古代神の全貌

― 日本神話における「木の股」に生まれた御子神とその信仰の構造 ―

【目次】

序章:木俣神とは何者か

第一章 神名の意味と語源学的考察

木俣(このまた/きのまた)の語源

古語・民俗語としての「木の股」

神名に含まれる呪術性

第二章 記紀における木俣神

『古事記』の記述

「投げ捨てられた御子」モチーフ

南海・日向との関連

『日本書紀』との比較

第三章 母・伊耶那美命の死と木俣神誕生の文脈

第四章 木俣神の神格と属性

樹木の神

山野の生命力を宿す神

生殖・産育の象徴

境界の神としての解釈

第五章 日本列島における「木の股」信仰

木の股から生まれる神・英雄

木の股を通ることで行われる通過儀礼

山岳信仰との接点

第六章 木俣神と近縁神の比較分析

木花咲耶姫

植物神・木霊・木神

大山津見神(オオヤマツミ)

日向三代との関連

第七章 祭神としての木俣神

木俣神を祀る神社一覧

主な祭祀の特徴

農業・林業・安産との関係

第八章 地域伝承にみる木俣神

第九章 神話学と民俗学から見た木俣神の位置づけ

第十章 山野の生命循環と木俣神の役割

第十一章 木俣神と国家形成神話

第十二章 古代祭祀の痕跡と考古学的背景

第十三章 スピリチュアル・現代信仰としての木俣神

第十四章 総合考察:木俣神はなぜ日本神話の中で「木」に託されたのか

終章:木俣神の今日的意義

ここから本文です。

序章:木俣神とは何者か

木俣神(きのまたのかみ/このまたのかみ)は、日本神話において比較的記述が少ない神である。しかし、その存在は神話構造を理解するうえで決して軽視できず、むしろ古代日本人の自然観・生命観を象徴する重要な神格である。

木俣神は、『古事記』において 伊耶那美命(イザナミノミコト)が火の神・迦具土神(カグツチ)を産み fatal injury を負い、死に瀕する過程で次々と生んだ御子神のひとりとして登場する。その誕生は 「木の俣(木の股)に捨てられた」 とされる点が特徴である。

つまり木俣神とは、

樹木の分岐点(股)=生命力が集約される場所
その場所に宿された御子神

という、樹木と生命の象徴性が密接に結びついた神である。

記述は短いが、その背後には膨大な信仰や象徴が隠されている。本稿では木俣神の誕生背景から語源、地域伝承、さらには古代自然崇拝との関係にいたるまで、多角的に論じていく。

第一章 神名の意味と語源学的考察
■1 木俣(きのまた/このまた)の語源

「俣(また)」とは、古語において 二つに分岐する部分 を意味する。
例:

手の股

足の股

川の股(分岐点)

木の股(幹の分かれ目)

つまり 生命の“分岐点” を示す語であり、古代ではそこに 霊(ひ)が宿る場所=依代(よりしろ) とされていた。

「木俣」とはつまり、

樹木の力(木霊)が最も集まる場所

を示す名称である。

その神格化として木俣神の名が現れる。

■2 「木の股」は古代信仰において特別な場所

古代日本では、木の股を「異界の入口」と信じた地域が多く存在する。

理由は以下である。

樹木は天(枝)と地(根)をつなぐ存在

木の股はその生命力が集中する聖なる部分

風や木霊が「声」として聞こえる場所

魂が出入りする「境界」と捉えられた

これらの認識は縄文時代の自然崇拝にも遡ると考えられている。

木俣神の誕生は、こうした古層の信仰を反映している。

■3 神名に含まれる呪術性

木俣神の名は単なる地形や状況説明ではなく、古代人の呪術的世界観と密接に結びついている。

「股」は
分裂、分岐、産生、生命の増殖
の象徴であり、同時に
境界・異界・通過儀礼
の象徴でもある。

ゆえに木俣神は、

生命の誕生と死の狭間に生まれる境界神

としての性格を持つと考えられる。

第二章 記紀における木俣神
■1 『古事記』の記述

『古事記』には、木俣神誕生の記述が以下のように示される(要約)。

伊耶那美命は火の神・迦具土神を産んで焼けただれ、死の床で次々と神々を産む。
その過程で 「木俣神は木の俣に棄てたまひき」 とされる。

ここで重要なのは、

木俣神のみが特別に「捨てられた」描写を持つこと

である。

■2 「棄てたまひき」の意味

単なる遺棄ではなく、古代では 神を“木の股”に置く行為は祭祀の一形態 であった。

木の根元・木の股=神が宿る場所

神を迎えるための依代として選ばれる

新たな力を得るための呪術的行為

つまり木俣神は「棄てられた」ではなく、
木の神として“安置された” と解釈できる。

■3 南方・日向との関連

伊耶那美命の死後の神生みには、南方的な火山信仰や自然崇拝が混在している。木俣神は日向の地名伝承にも関わり、後の天孫降臨の舞台に繋がる可能性がある。

■4 『日本書紀』との比較

『日本書紀』には木俣神の名は明確に登場しないが、類似する「木の神」や「木霊(こだま)」の存在が随所に示される。

そのため学者の中には、

木俣神は古事記独自の伝承ではなく、広範に存在した木霊信仰の象徴的表現
とみる者もいる。

第三章 母・伊耶那美命の死と木俣神誕生の文脈

木俣神は、伊耶那美命が死に向かう最も痛々しい場面で誕生する。
その文脈は次のように解釈される。

火の神を産んで焼けただれる

そこから噴出するのは「火」「金属」「山」「木」などの自然現象の神々

生命が死から生まれる「循環」の象徴

伊耶那美命の死が「黄泉」へ移行する境界であるのと同様、
木俣神の誕生は この世とあの世の境界 に位置づけられる。

第四章 木俣神の神格と属性

木俣神の性格は多岐にわたる。

■1 樹木の神

最も基本的な属性であり、「木の股」から発生した象徴的存在である。

樹木は古代日本では

祖霊の宿る場所

天地の軸(アクス・ムンディ)

命の象徴

神の依代

であった。

木俣神はその樹木信仰の中心に位置する。

■2 山野の生命の神

木は山の象徴であり、山は神(山神=ヤマノカミ)そのものでもある。

木俣神は

山野の生成

植物の成長

生命の再生

四季の循環

を象徴する存在とも解釈される。

■3 生殖・産育の神

「股」は生殖器の象徴であり、生命の入口でもある。

木俣神が安産・子授けの神として祀られた地域も存在する。

■4 境界の神

木の股は空(枝)と地(根)、あるいは幹の二つの方向を繋ぐ、
“世界の境界点” とされる。

木俣神は

現世と異界

生と死

山と里

人と神

こうした境界に立つ神として扱われた。

この性格は後述する道祖神、塞の神、産土神などにも通じる。

第五章 日本列島における「木の股」信仰

ここではより民俗学的に、木俣神の背景にある「木の股」信仰を分析する。

■1 木の股から生まれる神・英雄

日本各地には “木の股から生まれた子” の伝承が非常に多い。

例:

木の股に捨てられた子=神になる

木の股に置くと妖怪が寄らない

木の股を通すと子供の病気が治る

これは木俣神と同じ発想である。

■2 木の股を通る通過儀礼

古代の通過儀礼として、子どもを木の股に通す風習が全国に残る。

疫病除け

成長祈願

厄落とし

異界から現世への再生儀礼

木俣神の象徴性と完全に一致する。

■3 山岳信仰との接点

山岳信仰では、山に立つ古木が神体として扱われた。
木俣神の「木の股」は、山岳信仰の神体林の要素も反映する。

第六章 木俣神と近縁神の比較分析

木俣神の位置づけを明確にするため、植物や山の神々との比較を行う。

■1 木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)

木俣神:木の股=樹木そのもの
木花咲耶姫:花=樹木の美と繁栄

木俣神は基礎的な樹木の生命力、
木花咲耶姫はその象徴的表現と言える。

■2 木霊(こだま)

木霊は木の神霊であり、木俣神の「霊格化」と考える学者もいる。

■3 大山津見神(山神)

山神の娘たちは木や花の女神である。木俣神はそのさらに根源的な存在といえる。

■4 日向三代との関連

木俣神は日向神話と密接に繋がると考えられる。火の神生誕に伴う自然神の一柱であり、日向の自然地形(樹林・山野)を象徴する存在であった可能性が高い。

第七章 祭神としての木俣神

現在、木俣神を祀る神社は多くないが、点在して存在する。

その特徴は…

林業・山仕事の安全

子授け・安産

境界神として村を守る

山の神の配下として祀られる

などである。

各神社の歴史や伝承についても詳述できるが、分量の都合上ここでは概要に留める。

※必要であれば、全国の木俣神社・末社の詳細を全て網羅した記事も作成できます。

第八章 地域伝承にみる木俣神

木俣神的な存在は、名前が残らなくても全国に認められる。

木の股に捨てられた子が英雄になる

木の股を通すと病が治る

木の股に願い札を挟むと叶う

木の股は神の通り道

木の股の穴は異界の入口

これらは木俣神の信仰が広く民間に根付いていた証拠である。

第九章 神話学・民俗学から見た木俣神の位置づけ

木俣神は以下の点で特異である。

捨てられる神であること

樹木と異界の境界に位置すること

樹木信仰の原初形態を示すこと

死(イザナミ)から生まれる生命であること

そのため木俣神は、

生死の循環を象徴する神

として古代精神の核を担っている。

第十章 山野の生命循環と木俣神の役割

木は落葉し、朽ち、また新たな芽を出す。
その循環こそ木俣神の象徴である。

木俣神は、

山の命が人間社会に降りてくる

生命が循環する

祖霊が木に宿る

といった日本独自の自然観を体現する神である。

第十一章 木俣神と国家形成神話

日本神話では自然神が天孫降臨、国土形成へと繋がっていく。木俣神もその一環であり、国家形成の自然的基盤(山林信仰)を反映している。

第十二章 考古学的背景

縄文遺跡には、木の股の形状を模した石棒・石器、土器が存在する。それは生殖・生命・境界を象徴しており、木俣神の思想的背景と一致する。

第十三章 現代スピリチュアルにおける木俣神

現代では、木俣神は以下のような祈願の対象として再評価されている。

安産

子宝

心身の再生

人生の再出発

浄化

森林の守護

“生命の木”を象徴する存在として、再び注目され始めている。

第十四章 総合考察:木俣神はなぜ「木」に託されたのか

木は日本人にとって単なる植物ではなく、

祖霊

生命の象徴

異界との接点

再生の場所

であった。

その木の「股」に生まれた神=木俣神は、
日本人の自然観・生命観を象徴した最古層の神そのもの
と言える。

終章:木俣神の今日的意義

木俣神は記紀のわずかな記述にしか残らないが、その信仰の根は深く、古代から現代まで連綿と続く「木の霊」への信仰の中心に位置する。

現代における木俣神の意義は、

自然との調和

生命の循環の尊重

森林保護の精神

祖先とのつながり

再生の象徴

としての役割である。

日本人の精神文化を象徴する神として、今後も研究が進むだろう。

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